プライマリープライベートバンキング試験の勉強方法

はじめに

 先日プライマリープライベートバンカーに合格しました。仕事の隙間時間で勉強しながらなんとか合格。実際にどのような勉強をしたのかを紹介します。
 まず私の知識レベルですが、金融系の資格はほぼ持っておらず、簿記2級を持っているレベルです。ただ、投資経験は20年以上で、コンサルティングで取り扱うフレームワークは一通り理解しており、企業価値評価についても、一通りの教育を受けているので、合格するにあたっては、若干役に立つ知識を持っていたという感じです。

プライマリープライベートバンカー試験とは?

 日本証券アナリスト協会が認定する、富裕層・オーナー経営者・そのファミリー等を対象に、資産・事業・ライフプランを総合的に支援するプロフェッショナルを認定する資格です。

  • 主催: 日本証券アナリスト協会(SAA)
  • 資格名:プライマリーPB(中級レベル) → 上級レベルとして「シニアPB」が存在します。
  • 目的:顧客(特に富裕層)・オーナー経営者・そのファミリーといった「資産」「事業」「承継」など高度で複合的な課題を有する顧客に対して、コンサルティング/金融サービスを実践・提案できる基礎的な知識を認定するものです。
  • 受験資格:特に制限がなく、誰でも受験可能な「門戸が開かれている」制度です。
  • 試験構成:3つの「単位」(第1単位・第2単位・第3単位)で構成されており、各単位ごとに合格し、全3単位を取得すれば資格を認定されます。

試験の詳細(試験内容・制度)

 試験は3科目それぞれ40問で、58%以上で合格します。(他のブログでは70%という報告もあるが、昔はそうだったのかもという感じです。)

  • 各単位のテーマ例:
    • 第1単位:ウェルスマネジメント(運用・資産状況把握・顧客との関わり)
    • 第2単位:税金・不動産(相続・納税資金対策・不動産運用)
    • 第3単位:リレーションシップ・マネジメント/信託・エステートプランニング・マス富裕層・職業倫理など
  • 形式・時間:各単位40問(例)・試験時間100分など。CBT(コンピュータ試験)形式で、試験会場/予約制。
  • 合格基準:明確な点数は公開されていませんが、実際の受験者報告では「おおよそ70%前後」とされる単位もあります。
  • 受験料・費用例:各単位8,400円×3単位=25,200円などの記載あり。
  • 資格有効性・期限:最初の単位取得後、3年以内に残りの単位を取得しないと、最初の合格単位から順次失効する制度あり。
  • 合格率・保有者数:直近では2024年度において受験者数1,984名・合格者1,750名・合格率88.2%とのデータあり(単位毎)

どんな勉強したの?

 簡単に言うと、日本証券アナリスト協会が出している問題集3冊とそこで関係する動画(Youtube)で勉強したという形です。試験内容は、一般常識的に答えられるものもあるので、難易度としては難しくはないという印象ですが、聞きなれない言葉などが多いのが、少し難しいとは思います。

  • 第1単位の勉強
    • 試験勉強に利用した教材:プライベートバンキング 資格試験対策問題集 【第1分冊】|ときわ総合サービス
    • 勉強方法:ひたすら問題集と解説を読み込む。問題集は4往復くらい。
      わからない所はYoutubeで検索し、概念なり、考え方や計算方法を説明してくれている動画をみて勉強。これがかなり重要で、わからない概念があったら、概要や詳細を抑えるのに、具体例で紹介してくれている動画があるので、記憶定着にも役立ちます。かなりの時短に貢献。
    • 勉強期間・時間:1カ月、20日×1hくらい
    • 結果:約75%
  • 第2単位の勉強
  • 第3単位の勉強

最後に

 内容的にはやはり面白いので、シニアプライベートバンカーも受験してみようと思います。個人の資産運用でも約に立つとは思うので、興味があればぜひ!

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